第1回 オオクチバス等に係る防除の指針改定に係る検討会

第1回 オオクチバス等に係る防除の指針改定に係る検討会 議事概要

https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/data/bass/gijigaiyou.pdf

以下要約

検討委員:

大浜 秀規 山梨県漁業協同組合連合会 参事

谷口 義則 名城大学人間学部人間学科 教授

坪井 潤一 国立研究開発法人水産研究・教育機構水産技術研究所

主任研究員

中井 克樹 滋賀県立琵琶湖博物館 特別研究員

藤本 泰文 公益財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団

主任研究員

細谷 和海 近畿大学 名誉教授

松崎 慎一郎 国立研究開発法人国立環境研究所生物多様性領域

生態系機能評価研究室 主任研究員

淀 太我 三重大学大学院生物資源学研究科 准教授

○渡辺 勝敏 京都大学大学院理学研究科 教授

(五十音順、敬称略、○は座長)

環境省:

松本 英昭 自然環境局野生生物課外来生物対策室 室長

藤田 道男 自然環境局野生生物課外来生物対策室 室長補佐

市塚 友香 自然環境局野生生物課外来生物対策室 室長補佐

農林水産省:

湊谷 陽太 大臣官房みどりの食料システム戦略グループ 係長

水産庁:

大森 亮 増殖推進部漁場資源課生態系保全室 室長

大野 蒼一郎 増殖推進部漁場資源課生態系保全室 係員

稲田 圭佑 増殖推進部栽培養殖課 係員

(1) 防除の方向性
* 「モニタリング」という表現が異なる意味で使用されているため、「状況把握」とする方が適切。(中井委員)
* 小規模水域にも対応できる背負い式電気ショッカーの記載を追加すべき。(谷口委員)
* 各都道府県の防除実施割合の評価方法を見直し、分布域内での防除割合を明確にする。(細谷委員)
* 継続的な防除の成功事例を、国全体の施策に活用すべき。(藤本委員)
(2) 指針の内容と表現の見直し
* 指針の目的部分が古い内容のままであり、法改正を踏まえて更新が必要。(中井委員)
* コクチバスの生息域に関する表現を「冷水域」「流水域」から、より適切な表現に変更。(淀委員)
* 外来魚の密放流対策として、警察との協力や違法行為の抑止策を明記すべき。(大浜委員、中井委員)
* 密放流を防ぐため、釣り禁止の事例を指針に含め、抑止策を充実させるべき。(坪井委員)
(3) 防除活動の実施体制
* 特定外来生物の防除に関する特別採捕許可が得にくい現状を改善するため、水産庁の対応を求める。(淀委員、中井委員)
* 法改正が難しい場合でも、水産庁の通達などで対応を検討。(細谷委員、水産庁)
* 防除の成功・失敗事例の共有を進める仕組みを構築し、指針に盛り込む。(松崎委員)
3. 防除の現状とデータ整理
* 防除実施状況のデータ整理が不十分で、市町村や漁協の関与を明確にする必要がある。(藤本委員)
* 防除目的に関するデータの解釈について、誤解を招かないように修正が必要。(淀委員)
結論
* 指針の改定にあたり、表現の適正化、防除の実施体制強化、密放流対策の強化、防除の事例共有の仕組み構築などが求められた。
* 今後、指針に反映すべき内容を整理し、次回の検討会で具体案を示す方針。

⚫︎日本釣振興会
https://www.jsafishing.or.jp/

⚫︎環境省
https://www.env.go.jp/

⚫︎水産庁
https://www.jfa.maff.go.jp/

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